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北海道自転車旅行記

7日目

8/18/Tue

6:20    稚内
起床。空は曇り空。携帯で天気予報をチェックしたら、今日の最高気温は20度らしい。さすが稚内。

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朝。今日で自転車は最後。よくここまで体が持ったものだ。

8:00
最北端を目指して快走する。時速平均20kmを超える力走。いつもの倍のペース。ゴールは近い。

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稚内市街から宗谷岬まで約30km。
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近づくゴール。

8:59    宗谷岬
宗谷岬到着。ついに、自転車で最北端を極める。旅の終着点。

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きた!
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手に持ってるのは自転車のサドル。
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愛車といっしょに。

10:00    宗谷岬
記念撮影を終える。友達や親戚に旅の便りを出そうと思っていたので、土産物屋で板でできた葉書を買う。
〜執筆活動1時間〜
葉書を出して、また記念撮影。そんなにフィルム使ってどうするの?

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手紙を出して
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おにぎりを食べる。うまいっ!
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戦い終えた男の背中(笑)。
ちなみに、北方領土を除いた最北端は宗谷岬(45度31分14秒)といわれるが、本当の最北端は向こうに見える弁天島(45度33分18秒)。この島に渡る唯一のツアーはお盆前に終了。渡りたかったが断念。

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最北端碑の裏側。
つまり、ここが北海道本土の本当の最北端。
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展望台。

13:00
宗谷岬を後にする。再び稚内へ。稚内で一泊するならばゆっくり走ってもいいんだけど、できれば16:00発の札幌行きの高速バスに乗って今日中に札幌まで行きたい。時間が無い。急いで稚内に戻る。

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ラスト・ラン。
セルフタイマーでこの写真を撮るのは難しかった。

15:00    稚内フェリーターミナル前
稚内の高速バス乗り場に着く。携帯でバスのチケットを予約し、速攻で自転車を分解する。所要時間30分。仙台駅での分解が90分だったので、かなり手際が良かった。

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運転手のオジサンに撮ってもらう。

16:00
札幌に向けてバスが出発。さよなら稚内。
自転車の旅を終えてホッとする。ほぼ予定どおり旅をする事ができた。あとは無事に仙台に帰るだけ。でも稚内から仙台ってめちゃめちゃ遠いな…。
バスは途中、僕が走ってきたルートも通った。車窓から眺める見覚えのある風景。旅の記憶を巻き戻すようだ。
充実と安堵と疲労に包まれて、僕は、寝た。

22:00    札幌駅前
自転車で6日かかった道のりも、バスを使えば6時間。あっけない。
輪行袋に入れた自転車と沢山の荷物は1度に運べない量。この荷物を何とかしなければ宿にも泊まれない。時間が遅いので駅の荷物預かり所はすでに閉まっていた。どうしよう。
駅の入り口付近は旅行者の荷物が沢山置きっぱなしになっていた。僕と同じような、袋に入れた状態の自転車も沢山ある。不安だけど、自転車だけここに置いておこう。
実はここに置いたのは失敗だった。次の日、緊急事態が発生することになる。

22:30
安いホテルかカプセルホテルを探すがなかなか見つけられない。荷物が多すぎて歩くのもままならない。タクシーを拾った。
まずコンビニに行ってもらい、そこでタクシーを待たせて、荷物を宅急便で送った。小さなリュック一つになって身軽になった。そのままカプセルホテルに行ってもらった。

23:00    札幌のカプセルホテル
一泊2500円。安い。お風呂とサウナが充実。
天塩のシャワー以来風呂に入っていないので、汚さは極限に達していた。風呂に直行。洗顔、洗髪、体を洗って、泡風呂に飛びこむ。ん〜文化人。快適快適。こんなに幸せでいいの?今までずっと野宿だったので、ここは極上のサロンのように感じた。
カプセルに入り、旅の記憶を一つ一つたどっているうちに眠ってしまった。

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