北海道自転車旅行記
3日目
8/14/Fri
6:00 浜益村濃昼
起きたらテントの中でビックリする。あ、いま旅しているんだと思い出す。現在地が浜益村の濃昼という場所である事が判明。
7:00
キャンプ場の管理人のおばさんにお礼を言って出発。
今日の夜は小さくてもいいから町で泊まりたい。次の町を地図で調べると…80km先の留萌(るもい)しかない。よしっ!今日は何としてでも留萌まで行くぞ!
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山奥から出発。気合が入る。 |
8:00
決意はしたものの、今日は朝から峠越え。どこまでも続く坂とトンネル。海沿いの軽快なルートだと思っていたのにずっと山登り。どんな道かは地図だけじゃわからないね。
腹減ったけど店は皆無。出発から30分もしないで気が重くなる。
今日はいくつも峠を越えないと行けない。
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疲れた… |
12:00
死闘。葛藤。
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幸せのやきそばパン。地図で現在地をチェックしながら。 |
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白銀の滝 |
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町…とは言っても、何も無い。 |
14:00 出発から50km
札幌から100km地点通過。疲れてしまったので坂は手で押して登る。体力と精神力の戦い。今日のゴールまでまだ30kmもある…
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札幌から100km記念ショット。留萌まで31km。 |
15:30
最後の峠を越え、2kmもある長いトンネルを抜けると長い下り坂と海が広がっていた。そこから先はずっと平坦なルート。
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旅のオアシス、「セイコーマート」。 |
16:43 留萌
留萌市に入る。今日はライダーハウスに泊まることにした。留萌駅を目指す。あともう少し。自然とペダルに力が入る。さっきまでてれてれ走っていたのに、見違えるようなハイペースで走り抜ける。
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留萌市に入る。 |
17:35 留萌
留萌駅前到着。札幌から130km。遠かった。
留萌は田舎町だけど、日本海沿いの稚内までのルートで一番大きな町。一通りのものとサービスが揃っている。
駅の観光案内所でライダーハウスの場所を教えてもらう。商店街の一角にあるライダーハウスはすでに20人以上のライダー達で込み合っていた。宿泊料はタダ。2階の板の間でみんなで雑魚寝をする。
荷物を置いて寝る場所を確保して、さて何からしよう…風呂だっ!という事で、近くの銭湯へ行った。仙台を出てから3日間、風呂なんて入れなかった。気持ちイイ!最高!汚れをすべて落として、留萌まで来た旅の達成感と共に気分はとても爽やかだった。
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る、る、留萌。ここには「文化」がある。 |
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ライダーハウス「みつばちハウス留萌ARF」 |
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旅の湯。 |
18:50 留萌
銭湯の隣のラーメン屋に入る。餃子と焼肉ラーメンを注文。しょうゆラーメンなんだけど、めちゃめちゃ色がどす黒かった。道中、コンビニで買えるようなものしか食べれなかった僕にとって、そのラーメンはとてつもなく美味しそうに見えた。実際、とても美味しかった。もうなにも言う事ありませんって感じ。
コインランドリーも発見したので別の袋によけておいた洗濯物を洗う。ジンジャーエールを飲みながらその場に居合わせた旅人たちといろいろ話す。ちなみにコインランドリーを使うのはこれが人生はじめて。旅先でコインランドリーなんて旅情を感じちゃいます。
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ラーメンが胃袋にしみる。 |
コインランドリーで溜まった洗濯物を洗い、携帯で家族や友達と連絡をとった後部屋に戻るとすぐに寝てしまった。今日は周りの景色を楽しむ余裕が無いぐらい必死に走ったから疲れきってたみたい。おやすみなさい。